カフェイン中毒と働き方について①【看護師による健康コラム】

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カフェイン中毒と働き方について①【看護師による健康コラム】

スタッフコラム

2017/08/14 カフェイン中毒と働き方について①【看護師による健康コラム】

2017年8月初めのニュースで、深刻な事態が発表された。2011年からの5年間で、カフェインによる中毒で101人が救急搬送され、3人が死亡しているという、日本中毒学会の調査結果である。2013年以降が8割以上と、ここ数年で急増している事が分かる。人数としては大したことがないと感じられるかもしれないが、こういった薬物乱用(カフェインも立派な薬物である)の常として、その何倍ものカフェイン依存状態の人々がおり、更にその何倍もの大量使用者がおり、更にはその何倍もの予備軍がいる、
と見るべきなのである。
いったい何が起こっているのか。「実感なき経済成長」などと言われるここ数年働き方が変化してきた部分も大きいと思うが、まずはカフェイン中毒に話を戻そう。
①カフェイン中毒とは?
食中毒、アルコール中毒と同様、いわゆる「毒に中った」状態である。人間の身体で処理できる量を超えたカフェインの作用によって、心身に様々な症状が出現する。精神症状としては緊張・焦燥・パニック状態から錯乱、幻覚など。身体症状としては胃痛、心拍数増加、不整脈、過呼吸、頭痛など。残念な事に解毒剤は存在しない。

 

カフェインは人間に対する毒性はあまり強くないとされている。しかし、耐性が生じる為、今までは1杯のコーヒーで眠気が消えていたのに2杯3杯と飲まなくては眠気が消えなくなっていく、というように、常用すると使用量が増加しやすいという特徴がある。そのため知らず知らずの間に大量摂取しており、ある時閾値を超えて中毒症状が出現する(そしてひどいと亡くなってしまう)という事が起こってしまうのだ。

 

(次回は予防の話です)

 

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