ピグマリオン効果を期待して

多くの方がご存じだと思いますが、アメリカの教育心理学者　ロバート・ローゼンタールの提唱したものです。前向きな期待を込められて関わられたり接せられた子供は、その期待通りに成長する可能性が高いというものです。

現在中学校で授業を持っているだけに改めて意識をすることが多いのですが、これは企業内でも同じことです。期待を込めて育成されるのかどうかによって大きく成長度合は違うでしょう。

もしかしたら（好きな言葉ではないですが）ブラック企業といわれる会社も、何らかの関わり方の変化によってはあり方が変わる可能性があるのではないかと思っています。良くない会社はつぶれたら良いという考え方はアリだと思いますが、そこにいる従業員の生活や様々なコストを考えると、「病気」を治療した方が早いし、良いのかもしれないなとも思います。

関わり方一つでどこまで変わるかはわからないですし、徒労に終わることもあるかもしれませんが、私たちは試行錯誤しながらより良い世界の創造を目指します。