もしかしたらあなたも?②_完結編 化学物質過敏症【看護師による健康コラム】

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もしかしたらあなたも?②_完結編 化学物質過敏症【看護師による健康コラム】

スタッフコラム

2018/07/17 もしかしたらあなたも?②_完結編 化学物質過敏症【看護師による健康コラム】

①化学物質過敏症とは
化学物質過敏症とはさまざまな化学物質に反応して体に不調が出てくる病気です。花粉症のように、ある時閾値を超えると発症します。誰でも起りえますが、北里研究所病院が公表しているデータによると、男女比は男性が22%・女性78%で、女性に多く発症することが分かっています。
症状は全身に及び、視力低下、疲れ目、鼻詰まり、咳、耳鳴り、音に敏感になる、めまい、下痢や便秘、不整脈、吹き出物、むくみ、関節痛、肩こり、頭痛、のぼせ、鬱、不眠、イライラ、貧血、甲状腺機能障害(北里研究所病院臨床環境医学センター宮田幹夫「化学物質過敏症」)など。病院に行っても原因不明と言われてしまう事も多いようです。

 
原因となるもので、発症者の90%以上に症状が起こるものとしては、殺虫剤、防虫剤類。80%以上に症状が起こるものとしては香水などの化粧関連品類、衣類用洗剤、芳香剤類、煙草の煙、シャンプーなどのボディケア用品類、灯油などの燃料類、印刷物類などなどあらゆるものに症状が起こります。(横浜国立大学 糸山景子氏ら)
今のところ有効な治療はなく、化学物質を含むものを極力避けるしかないのです。

 
②香害を防ぐには
今年3月にはこうした症状により教室に入れず、校庭で勉強せざるを得なくなる子供や、退職を余儀なくされる人々も増加してきているとのニュースが流れました。
国民生活センターも消費者に向けて使用量が過度にならないよう呼びかけると共に、メーカーに向けても啓発活動を行う要望を出しています。6月5日、シャボン玉石けんが朝日新聞、毎日新聞に「香害」に関する全面広告を掲載し、話題となりました。人間はニオイに慣れてしまうため(順応)香水にしても柔軟剤にしてもだんだんと量が増えてしまう可能性があります。使用量を守る、親しい友人などに訊いてみる、といった対策を取る事も必要でしょう。
対人職などで自分のニオイが気になるという方、次回ニオイのケアについて書きたいと思いますのでお楽しみに。

 

 

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