もしかしたら有害!?　手洗い・うがい・マスク③（完結）_マスク編【看護師による健康コラム】

③マスクについて

マスクによる風邪やインフルエンザの予防効果は、残念ながら立証されていません。マスクはすき間なく正しく装着する事が難しい上、一度外した後また使用したり、顎の下にずらしたりしてしまいがちなため感染予防効果は低くなってしまうのです。

しかし多少加湿されるため、喉の粘膜を保護する働きはないとはいえません。また、実際に風邪をひいている時などは、くしゃみや咳で病原体を拡散してしまうのを若干防いでくれると思われるため、風邪をひいている時は使用するといいかもしれません。同様の理由で、空気感染は防げないと思われますが、職場で席の近い人が風邪をひいている時などは良いのかもしれません。

もちろん基本は健康的な食事、睡眠などが必要です。忙しい年末に向けて、健康管理をしていきましょう。