がんを患ってから今日までのこと①

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がんを患ってから今日までのこと①

スタッフコラム

2020/07/09 がんを患ってから今日までのこと①

みなさま、はじめまして。
YUKOと申します。

 

私はガンを患っています。ステージ4の肺腺癌。ありがたいことにガン罹患者枠にて、こちらで採用していただきました。

 

約2年前にガンが分かり、仕事を敢え無く退職。精神的にも体力的にも職場の環境もきつかった。フルタイムでした。

 

しかし、辞めてから気づきました。ガンは本当にお金がかかり、長く続く病気だと。しかも、子供が二人。これからお金がかかる年齢。
体力が無くても、家でできる仕事は無いかとあれこれ探しだし・・・時には数万円払ってスクールに加入し、技術を身に着ければ、仕事が来ると、騙されたりもしました。1件25円の宛名書きの内職もしました。
ガンであることを偽って、就活しようかとも考えました。どれもこれも無理でした。

 

今回採用していただいたこと、大変ありがたいお話です。自分がガンであることを理解されているという安心感。これは何にも代えがたい。
プレッシャーのない中でのびのびと仕事ができます。ここに来るまでの約2年間。私は腐っていたと思います。
ある時、咳が止まらなくなり、近くの病院で診てもらうと、最初は花粉症によるアレルギー反応とのことで、薬をいただきました。それでも治らず、再診で、レントゲン撮影すると、先生の顔が青くなり、すぐに別の病院を紹介されました。
そこで、検査を重ねた結果「残念ながら、肺腺ガンという病気で、気付きにくく、治りにくいです。」と言われました。更に専門病院を紹介され、転院。子供が二人とも小学生だったため、入院しない方向で、抗がん剤(標的分子薬)を始めました。そこでもやはり「治りません。ずっとお薬は必要です。」と、率直に言われました。

 

とても動揺しました。受け入れることができません。原因は何なのか?なんでもっと早く気付けなかったのか?元気が取り柄の私がどうして?誰のせい?何のせい?余命宣告はされないものの、その日から頭の中に「死」のイメージが毎日湧いてきました。
抗がん剤で咳は収まったものの、体がだるく、副作用で下痢や皮膚の虚弱化。それよりもなによりも、気持ち面で絶望感がすごく、這いあがれません。医療費に圧迫される経済的な不安の中、更に精神的に追い込まれました。そして、子供の習い事や学校の保護者の役目も楽しめず、プレッシャーになっていき、孤独を感じるようになりました。毎日不安との戦いに疲れ、眠剤・安定剤を飲むようになりました。

(つづく)

 

 

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