ガン患者は一般人じゃない？

子供たちと夕食中、ニュースを見ていた時のことでした。

私が「一般人に人気なのは、やっぱり〇破さんなんだね～」というと、次男坊が、「ママって、一般人なの？」と。「なんで？」と聞くと、「ママは病気だから。」

子供って、どストレートですよね、ホントに。

何て教えればいいかな～？

考えちゃいました。

「病気の人は一般人じゃないの？」

「病気の人だって、一般の人だよ。私が言っているのは、政治の世界に携わってない人、一般市民のことだよ。」

伝わったかどうかは分かりませんが、優しく諭しました。

次男坊は真剣なまなざしで、悪かったというような表情で黙っていました。 

単なる疑問ですし、誤ることでもないので、その場はそれで、次の話題へ流れました。

この見えないボーターライン。子供でもあるんですね。

学校で障害者やパラアスリートの活躍を学んでいても、こんな感じなのです。改めて、ガン患者の立場の難しさを感じました。

 体に障害を抱えている方に比べると、ガン患者は外に見えにくく、とてもメンタルが揺らぐ病気です。

 小さい子供に、そこを理解させるのは、時間がかかるのだな、と改めて感じました。

もう少し大きくなったら、世の中にはいろんな人がいて、それぞれ自分の持っている病や障害を抱え、乗り越え、自分の生き方を模索したり、貫いたり、それぞれ頑張っているんだよ。だから、元気なあなたは、自分のことを大切にしながら、世の中の困っている誰かに、手を差し伸べられるような素敵な大人になってね。

そう伝えたいと思います。

YUKO