命の尊さと生きる喜び(後編)

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命の尊さと生きる喜び(後編)

スタッフコラム

2020/10/09 命の尊さと生きる喜び(後編)

今回、ガン患者の自殺者についても調べてみました。

ちょっと古いデータになりますが、私の通っている国立がん研究センターに問い合わせ、資料を紹介してもらうと、

ガンと分かって、1年目の人の自殺者が多いことがわかりました。

 

 

201616月にガンに罹患した約546000人の内、6か月以内に84,601人がガンで死亡し、145人が自殺しています(全体の0.17%)。

更に、進行がん・末期がんの希死・自殺念慮は1020%と言われています。

 (資料:がん医療における自殺対策の手引き (2019 年度版) 国立がん研究センター 編)

急性的な精神的ストレスにより、うつ状態になりやすいと言われています。

 

私、これ、とてもわかるのです。

私もガンと分かって、しかもステージで、手術もできない、治らない、と言われて、本当に苦しかったです。

自分を責めました。気持ちをどう持って行ったらいいのか、わかりませんでした。

精密検査やPET検査の結果が出るまでも、かなりの不安で、押しつぶされそうでした。

 

 

可愛い子供がいながらも、自分が一人きりになってしまうと、自分を殺めてしまいそうで、本当に怖かった・・・。

でも、本当に殺めてしまう勇気は無い、とも思っていました。

特にガンと分かって、1年半位まではそんなことが時々ありました。

ガンもコロナも、その他の重い病気や障害も、皆一緒だと思いました。

 

でも、私の場合、1年半を過ぎた頃から、心の奥底から湧いて来るものがありました。

それは、自分のもともと持っているものかもしれませんが、今の自分をどうにかしたい!という欲求からはじまりました。

同じ病気の人とコミュニケーションを取り、同じ病気の友達を作り、外出して、外の空気を思い切り吸って・・・。

自分らしく生きること、やりたいことをやること、私の人生は私のものだ、という意識に変わっていきました。

 

 

そしてついに、自身の中でキャンサーギフトを得た感覚がありました。

キャンサーギフトとは私流に言えば「ガンになった今の方が、以前よりずっと幸せ」ということです。

なぜなら、自分をごまかさず本当にしたいことや、どう生きたいのかをじっくりと自分と向き合って考え、幸せを手にすることができた感覚があったからです。

(それに対し、サイレントペイシェント=残念ながら、キャンサーギフトを得られない人もいます。)

 

 

健康で、美しくて、家族や仕事にも恵まれて・・・健康であるだけで、私にとってはとても羨ましいことです。

命の尊さを、健康であることの喜びを、コロナに負けず、感じてほしい。

 

生きることは自由で、楽しいことを改めて感じたい、実現したい。こころからそう思います。

 

(今回も私個人の考えになります。配慮が足りないかもしれません。申し訳ございません。)

 

 

YUKO

 

 

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