治験治療って、何?(前編)

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治験治療って、何?(前編)

スタッフコラム

2020/10/15 治験治療って、何?(前編)

みなさま、こんにちは。

今日、私は治験治療の日です。ここ2週間、血液検査で、正常値に戻らない項目があり、延期になっていました。

 
カラダは元気なのに、薬が入れられない・・・「せっかくきたのになぁ」と、案外落ち込みます💦
でも、それはよくあること。主治医や治験コーディネータさんもそう言います。
体調がよくても、血液の数値を軽視して、お薬を入れたら、返って副作用が酷くなってしまうこともあるそうです。

 

 

私は今回で4度目の治験治療になります。2つの薬を入れていますが、あと1回で終わる薬があり、それが終わると、そのあとは暫くの間1つのみ。
副作用も弱まる予定です。やった~!!(→まだ終わってないのに笑)
あの、副作用から少しでも解放されると思うと・・・もう嬉しくて、たまりません✨

 

 

今回はそんな治験治療がどんなものか、触れてみたいと思います。

治験は「やりたい!」と思っても、残念ながら、簡単にできるものではありません。
自分の現在の状況にあった、まだ世に出ていない薬をいくつかの条件をクリアして、初めてできるものなのです。

 
治療薬は無料です。まだ世に出ていないので、製薬会社が実験的に行っているため、無料になるそうです。
薬は病気に対して効果があり、投与しても安全でなくてはなりません。

 
まずは動物実験から入り、最終的には人へ。安全面や既存の薬と比べて、効果が高いかなどを調べるそうです。
そして、そのデータをもとに国が審査を行い、患者への効果があることを確認して、初めて治療薬として、世に出ていくのです。

治療中当日も、血液検査や精神面・体力面など、色々なものを考慮して、主治医が行うかを慎重に判断します。
できるかどうかは、その時にならないと、わからない、ということになります。

 

 

治験には大きく分けて3つの段階があり、私の場合、第3相試験に当たるそうです。
第Ⅰ相試験(第1段階) 少人数の健康な成人(又は患者)で、治験薬の安全性や、体内にどのように吸収され排泄されるかを調べます。
第Ⅱ相試験(第2段階) 少人数の患者で、第I相試験で安全性が確認された用量の範囲で治験薬を使い、安全性、効き目、適切な投与量などを調べます。
第Ⅲ相試験(第3段階) 多数の患者で治験薬を使用し、すでにある薬などと比較して、実際の治療に近い形で薬の安全性と効果を確認します。

 

 

このように、実際の患者の協力のもと、データを取り、段階を踏んで、一般的に5年~10年の長い年月をかけて実施されます。
治験は特に私のように、進行がんの患者にとっては、治療方法の重要な選択肢の1つになります。

 
転移があり、手術や放射線治療ができない(しても意味をなさない)場合、全身に作用する抗がん剤や分子標的薬(癌細胞の分子を標的として、細胞の増殖を抑えると共に、癌細胞に栄養が注がれてしまうのを阻害する目的で開発されたお薬)で、私の場合はタグリッソという錠剤を使っていました。軽いと言われていますが、副作用もあります。しかも、とても高価です。

(続きは明日!)

 

 

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