モスクってどんな場所?

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モスクってどんな場所?

スタッフコラム

2021/11/30 モスクってどんな場所?

こんにちは、ムスリム社員のハサンです。

 

前回は、弊社近くにある秋葉原モスクについて紹介しましたが、今回はモスクについての説明を、僕の中の限られた知識ではありますが、もうちょっと詳しくお話ししようと思います。

 

前回の記事はこちらから、ご覧頂けます。

https://aso-ex.jp/blog/1688/

 

モスク(イスラーム寺院)はアラビア語では、マスジドと言います。原語の意味は「額(ぬか)づく場所(A place of prostration)」という意味です。

イスラームの礼拝では、礼拝をする際にはおでこを地面につけます。つまり、礼拝を行う場所、ということですね。ちなみにマスジドが英語になって「モスク(Mosque)」と呼ばれるようになりました。

 

礼拝は、個人で、かつ、(基本的に)どこでもできることになってはいますが、モスクにて、複数人でやることが良いこととされています。そのため、ムスリム達は時間がある時には、モスクに行って、集団で礼拝を行います。なお、男性達は金曜日のお昼の礼拝は義務の集団礼拝となっているので、その時間には、とても多くのムスリムがモスクを訪れます。

 

モスクには様々な国籍や年齢の人が集まります。集団で礼拝をする際には、その人たちが、お互いの出身国同士の対立など関係なく、みなが横一列に並び、一斉に礼拝をします。礼拝にはムスリムでなくても参加できます。実際に僕はインドネシアにいたときにイスラーム教徒ではなかったのですが、モスクに行った際には礼拝をしていました。金曜日の礼拝には、モスクに人が入りきらないんじゃないのかって思うくらい人がいて、どこのモスクに行っても、人の多さに圧倒されてました。(コロナ前の話です)

 

モスクで行われることは、礼拝だけではありません。冠婚葬祭を執り行ったり、アラビア語やコーランの授業を無償で行ったり、コロナ禍で制限はされていますが、宗教に関係なく地元の人や礼拝に来た人たちに食事を振る舞ったりしていました。トルコなどでは、モスクの中に学校や運動場、裁判施設、市場などがあり、そのまちの中心的な存在として機能していたようです。

 

僕が大学のゼミで取り組んでいる「フードドライブ」という活動も、モスクの困窮者の救済や地域のつながり、という側面から着想を得たものとなります。

企画背景を詳細に書いた記事はこちらになります

 https://sfcclip.net/2021/04/52250/

 

イスラームでも、「地域の人を大切にする」といった教えがあるようです。モスクでいろいろな人と出会い、また、募金活動などを行い、困っている人を助ける。年齢・国籍・宗教などの壁を超えて助け合えるような、きっかけを作る場所。そういったことから僕は、モスクはムスリムたちの社会生活の中心であり、近所の人と連携しながら地域と共に在るものなのだと考えます。

 

以上、僕の目から見たモスクの特徴でした。

次回は、日本に100以上あると言われる日本のモスク。その中で僕がいったことのあるモスクを少しだけ、写真をメインに紹介します。

 

それではみなさん、次回もお会いできることを楽しみにしています。

 

 

アッサラームアレイクム(皆様の上に平安がありますように)

 

 

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