１か月間断食 !? ～ラマダーン～

ラマダーン ムバーラク！
2022年も遂にラマダーンがやってきました🎉
今年のラマダーン*は以下のような日程になっています。
 

 
*イスラームの暦は太陰暦のため、毎年10日程度ずれます。
*カレンダーは東京ジャーミイHP より引用
 
ラマダーンは、イスラームで最も神聖な月とされ、多くのムスリムが待ち望む月です。
 
「ムスリムはラマダーンで、1ヶ月間断食を行います。」
と、学校で習った時、
「1ヶ月間飲食をしないムスリムは、もはや人間ではないのではないか、、、？」
と考えた僕。
その数年後には、まさか自分が進んで行うことになるとは夢にも思いませんでした。
 
イスラームについて少し調べると、当時の僕の理解は誤っていたことがすぐにわかりました。ラマダーン月は、日が昇る少し前から日没までの間は飲食や喫煙、性行為などを断ちます。そして日が沈むと、親戚や親しい人たち、時には全く知らない人とも食卓を囲み、断食明けの食事を共にします。ラマダーン限定の特別な料理も振る舞われるようです。さらに、夜にはイベントもたくさん行われ、ムスリムが多い国に行くと、まちはとても綺麗な装飾で彩られるらしいです。
海外との行き来が自由にできるようになったら、行ってみたいですね。
 
さらに、ラマダーンでは寄付も盛んに行われます。クルアーンを読み、礼拝するなどの宗教的な行為も、普段以上に推奨されます。
なのでラマダーンは、「断食」をする月というだけでなく、飲食や行動を慎み、身も心も清める「斎戒」をする月という、言い方をすることもあります
 
そうした行いを通じて、自分自身の信仰心や奉仕への姿勢を見つめ直し、次の1年間に向かうための時間がラマダーンなのだと、僕は思います。
 
クルアーンではラマダーンについて、このように述べられています。
 

 

 
*日亜対訳（日本語） – サイード佐藤 – クルアーン百科事典 雌牛章より引用
 
ラマダーンは、ムスリムが大切にしている啓典・クルアーンが下された最初の月だから、神聖なんですね。
また「アッラーはあなた方に易きを望まれるのであって、困難を望んでおられるのではない。」と書かれているように、できない時は無理をしなくても良い、といった規定があることも、面白いですよね。
 
さて、次回は大学生になってから斎戒するようになり、現在も日本で暮らしている僕が、どのように今年のラマダーンを過ごしているのかということについて書いてみようと思います、インシャアッラー（もし神様が望めば）
 
 
アッサラームアレイクム