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スタッフコラム

2022/05/31 がん患者さんとイスラーム

「إِنْ شَاءَ ٱللَّٰهُ インシャアッラー 」とは、「もしも神様が望めば If the God wills」と訳されるアラビア語で、私がイスラームへ改宗してからというもの、出会わない日がないと思うほどの頻出単語です。
 
イスラームでは、この世界は神様によって創られ、この世に起こる森羅万象は神様の意向によるものであると考えられます。「インシャアッラー」は、僕の理解では人間にできることは限られており、自分が最善を尽くしたらあとは神様に任せよう、という意味で、日本語では「人事を尽くして天明を待つ」に近い考え方なのかと思います。
 
例えば、誰かと待ち合わせをした時、約束した時間に集まれたらよいですが、必ずしもそうはいきません。電車が遅れたり、家を出る直前に電話がかかってきたり、髪が自分の思い通りにまとまってくれなかったり、自分にはどうしようもならない理由で、待ち合わせに遅れてしまうことってありますよね。ある状況で何が起こるかは、神のみぞ知る世界なのです。なので、約束する時や予定を立てる時などに、ムスリムたちは「インシャアッラー」という言葉を添えるのでしょう。
 
先日、「インシャアッラー」という単語に思いもよらぬところで出会いました。コラムを一緒に書いているYUKOさんの企画する「がんサロン」に参加した時のことです。
サロンは参加者みなさんの自己紹介で始まりました。自身が経験したがんの種類や最近の悩み事、ハマっていることや好きなことを、それぞれが紹介していました。一人ひとりが個性的なエピソードを話し、最後の方の順番になりました。すると、その方が「私、イスラームにハマってるんです。」とおっしゃいました。「信者ではない」と本人は言っていましたが、「イスラームのインシャアッラーっていう考え方が好きです。私ががんに罹った時や今日遅刻しちゃったことも、神様が望んだことならば仕方ないかなって思うようになったんです。言い訳をしているようですけど、この考え方を知ってとっても気持ちが楽になりました。」と語っていました。
 
がんは遺伝ではなく、2人に1人がかかる可能性があるようです。いつ誰に起こるかわからない。がんサロンの参加者も「まさか自分がなるとは思わなかった。」と言う方がほとんどでした。がんを患うなどの予期せぬ事態に遭遇した時、インシャアッラーという考え方は、自分を責めるのではなく、心を和ませてくれるのではないかと感じました。
 
もちろん、自分ができることはやるべきだと思います。そうしたら、自分自身が望む結果を得られるかもしれないし、失敗したとしても長期的にみたら、それが自分の糧になっているのだと過去を振り返ると気づくこともあるでしょう。
 
そうやって考えると、大変な状態に自分が陥ってもちょっと前向きになれるかもしれないですね。自分自身も、目の前のことを頑張ろうと思います、インシャアッラー。
 
アッサラームアレイクム

 

 

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