こだわる

野村克也氏が選手だった時代に、チームメイトが飲みに行っている間にひたすら寮で素振りをしていたそうです。何とか試合に出るために必死だったようです。
野球をしたことがある方はご存じだと思いますが、素振りはとても単調な練習です。野村氏は素振りにおいてバットが空気を切る時の「音」にこだわりました。良い振り方をした時の音を聞きわけ、それが出るまで振り続けました。

この「音」にこだわることに注目したことが野村氏を名選手にしたように感じます。

このこだわりは感覚的なものであるかもしれませんが、理論（または経験から来る統計的なものも含まれるか）に裏打ちされて、かつ、感覚的に体感できていることにこだわり、それを達成することを目指していくと、高いレベルまで到達できるのではないでしょうか。

一度こだわったら、あるところまでやり続けてみてはどうでしょうか？