公平って・・・

みなさま、こんにちは。YUKOです。

今回はある日の出来事をお話ししたいと思います。

コロナの影響で、子供たちの小学校（4年生）・中学校（1年生）ではそれぞれ保護者会の日々。その日は中1になった長男の初めての保護者会でした。

中学になると、勉強もハードになるし、先生はどんな方かな？どんな教室やクラスの雰囲気なのかな？

 
朝から体調も良かったので、中学校へ行ってきました。

教室のテレビ画面を通して、LIVEで先生方から全体のお話の後、担任の先生からのお話。
ふむふむ、なかなか成績を上げるのが難しそうだな・・・などと思っていた所、不意に保護者の方が入ってこられました。役員決めをする、とのことです。

必要な役員の説明と立候補してくださった方の紹介、すでにご経験済みで免除される方の確認。
そして、それ以外の方で足りない役員のくじ引きをします、とのこと。

あぁ、いつか具体的に話す必要があるな、と感じていました。
私は思い切って、手を上げ、自分の病気のことを話し、免除を希望しました。

ステージ4の肺腺癌であること。
入院を予定していること。
体調に波があり、お力になれる自信が無いこと。
・・・保護者と先生の前で公に伝えました。

私の病状について、免除してもよいかどうかの是非を問う、とのことで、その場にいた保護者は顔を伏せて挙手を。との指示でした。

結果、免除となりました。

今の私は、このようなやり方にも対応できますし、初対面の保護者の方には、いきなりでしたが、事情をお話しできて、結果的によかった。と思っています。おかげでスッキリしました！自ら伝えなければ、脱毛もしてないし、マスクで顔色が悪いのも分からないでしょうし。

 
それは今までの苦しい経験と、そこから這い上がろうとする自身の底力と、新たな仕事からのいい影響のたまものでした。

ただ、1年前の私はこんな沢山の人前で、カミングアウトできなかったでしょう。

 
病気のことを伝えたら、子供の周囲に影響が及び、いじめられちゃうかな？

 
私自身も保護者の中でけんえんされてしまうかな？

 
とても人前で言えるような精神状態ではなかったです。

本来、病気というものはそういうものかと思います。人にはとにかく言いにくい。弱い自分を見せたくない。

そして、公平性を履き違えているような、物事の決め方にも疑問を抱いてしまいます。弱い立場の人を考慮してくれる、優しい社会を作るには、やっぱり当事者の発信が大切だな～と思う、今日この頃。

どんなことがあっても、私流に突き進むのみです。

YUKO