03-5822-7275
住所 / 〒101-0026 東京都千代田区神田佐久間河岸84 サンユウビル103
営業時間 / 9:00~17:00 定休日 / 土・日・祝
今年を振り返る
いよいよ、今年も終わろうとしていますね。
例年でしたら、大掃除に追われている私ですが、最近は「ちゃんとしなくちゃ」という気持ちが薄れ、「できたらやろうか…」くらいの感じに至っています。年のせいか、体力が落ちたせいなのか。ともあれ、自分にやさしくなってきました(笑)。
さて、今年1年をたっぷり振り返りたいと思います。
おかげさまで、今年は本当に色々なことを経験できた年でした。ここで書いたブログを読み直しただけでも、充実した時を過ごせたことを感じます。
今年の初め頃は、自分のことを書き出す作業が多く、経験や考えを整理することができたように思います。そして、それを人前で話すことに役立てることができました。
また、ピアサポート(仲間同士の支えあい)というカテゴリーを深掘りし、ぐんぐん引き寄せられ、また、引き寄せました。そして、ピアサポートを実際にやる、という決断をし、作ることに力を注ぎました。
その想いは、私自身、同じ境遇の人との出会いに助けられた経験から、自分も誰かの力になりたい、寄り添いたい、そんなコミュニティーを作りたい、という気持ちから始まりました。
一人ではないことを感じてもらうことは、私ががんになった経験を大きく活すことができます。そして、自分の生きる意味はここにある、とはじめて感じた春でした。
その想いをカタチにするために、地域のさまざまな人に相談し、共感していただき、力が湧きました。がんサロンをやることを発信し始めると、すぐに反応をいただき、とても嬉しかったことは忘れることができません。
そして、ブログには桜が咲いた後、自身の治療=生きること に力強さと本能を感じる文章が書かれていました。そんな過去の自分を愛おしく感じ…ナルシストですね(笑)。
そのあと、緩和ケア医の関本先生の旅立ち。同じ肺がん患者として、ショックを受けました。関本先生の「よく死ぬためには、よく生きなければならない」という言葉をしみじみ感じ、「与えられた命をやり抜く、楽しみつくすのが私の目標」と改めて実感しました。
4月に初めて開催したがんサロンからの学びもたくさんありました。
情報を共有することの大切さ。「私だけじゃないんだ」、「人はこうやって乗り切っているんだ」など、お互いの話を聞くことはとても参考になります。サロンの存在はさまざまな意味があり、地域の人々や社会へのインパクトにもなったのではないかと思います。
また、サロンを開催する中で感じたことは、大病を患った結果、人は成熟し、人間味が増してゆく、ということでした。自分自身を見つめることを大切にすることにより、私自身も少しづつ変われたように感じます。
一方で、夏には37歳という若さで旅立った友人。私にとって、苦しいことでした。彼女の「若いがん患者に世の中が冷たい」という言葉、忘れられません。
また、同世代のなおこさんの旅立ちも、とても悲しかったです。一緒にピアサポートを考えたり、医療者とのコラボは学びあう、ありがたい機会でした。
秋からは、公開講座として、がんの緩和ケアを中心とした講座を開催することができました。地域の奨励学級制度にチャレンジするきっかけをいただき、挑むことができたことや、がんだけではない、さまざまな社会問題をテーマに活動をしている人とつながれたことは私の財産になりました。
先日は講座終了後に、会員さんや参加者の方から、歌のクリスマスプレゼントをいただきました。曲は竹内まりあさんの「人生の扉」。サプライズで、本当にびっくりしました。
私の想いはちゃんと届いていることが分かり、嬉しい反面、9ヶ月前には知り合っていなかった会員のみなさんが、何度も会ってないにも関わらず、こんなに素敵で、既に完成されたコミュニティーとなり、私自身、長く関わることができないかもしれない「悔しさ」が湧いてきて、涙が止まりませんでした。
そして、互いを支えあえるコミュニティーを作ったら、一番支えられてるのは私だった、と感じました。
全ては人と人とのつながり。
引き続き、がんになっても孤独ではないことを感じてもらえるような、あたたかいコミュニティーを継続していきます。
そして、将来はがんサロンが必要ない世の中になってほしい。
だれもががんを正しく理解し、治癒できる病気となってほしい。
今年もみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございます。
来年も変わりなく、歩んでまいりますので、みなさまの応援をよろしくお願いいたします。
がんサロン~CancerおしゃべりCafe 水戸部ゆうこ
24/04/05
24/03/01
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いよいよ、今年も終わろうとしていますね。
例年でしたら、大掃除に追われている私ですが、最近は「ちゃんとしなくちゃ」という気持ちが薄れ、「できたらやろうか…」くらいの感じに至っています。年のせいか、体力が落ちたせいなのか。ともあれ、自分にやさしくなってきました(笑)。
さて、今年1年をたっぷり振り返りたいと思います。
おかげさまで、今年は本当に色々なことを経験できた年でした。ここで書いたブログを読み直しただけでも、充実した時を過ごせたことを感じます。
今年の初め頃は、自分のことを書き出す作業が多く、経験や考えを整理することができたように思います。そして、それを人前で話すことに役立てることができました。
また、ピアサポート(仲間同士の支えあい)というカテゴリーを深掘りし、ぐんぐん引き寄せられ、また、引き寄せました。そして、ピアサポートを実際にやる、という決断をし、作ることに力を注ぎました。
その想いは、私自身、同じ境遇の人との出会いに助けられた経験から、自分も誰かの力になりたい、寄り添いたい、そんなコミュニティーを作りたい、という気持ちから始まりました。
一人ではないことを感じてもらうことは、私ががんになった経験を大きく活すことができます。そして、自分の生きる意味はここにある、とはじめて感じた春でした。
その想いをカタチにするために、地域のさまざまな人に相談し、共感していただき、力が湧きました。がんサロンをやることを発信し始めると、すぐに反応をいただき、とても嬉しかったことは忘れることができません。
そして、ブログには桜が咲いた後、自身の治療=生きること に力強さと本能を感じる文章が書かれていました。そんな過去の自分を愛おしく感じ…ナルシストですね(笑)。
そのあと、緩和ケア医の関本先生の旅立ち。同じ肺がん患者として、ショックを受けました。関本先生の「よく死ぬためには、よく生きなければならない」という言葉をしみじみ感じ、「与えられた命をやり抜く、楽しみつくすのが私の目標」と改めて実感しました。
4月に初めて開催したがんサロンからの学びもたくさんありました。
情報を共有することの大切さ。「私だけじゃないんだ」、「人はこうやって乗り切っているんだ」など、お互いの話を聞くことはとても参考になります。サロンの存在はさまざまな意味があり、地域の人々や社会へのインパクトにもなったのではないかと思います。
また、サロンを開催する中で感じたことは、大病を患った結果、人は成熟し、人間味が増してゆく、ということでした。自分自身を見つめることを大切にすることにより、私自身も少しづつ変われたように感じます。
一方で、夏には37歳という若さで旅立った友人。私にとって、苦しいことでした。彼女の「若いがん患者に世の中が冷たい」という言葉、忘れられません。
また、同世代のなおこさんの旅立ちも、とても悲しかったです。一緒にピアサポートを考えたり、医療者とのコラボは学びあう、ありがたい機会でした。
秋からは、公開講座として、がんの緩和ケアを中心とした講座を開催することができました。地域の奨励学級制度にチャレンジするきっかけをいただき、挑むことができたことや、がんだけではない、さまざまな社会問題をテーマに活動をしている人とつながれたことは私の財産になりました。
先日は講座終了後に、会員さんや参加者の方から、歌のクリスマスプレゼントをいただきました。曲は竹内まりあさんの「人生の扉」。サプライズで、本当にびっくりしました。
私の想いはちゃんと届いていることが分かり、嬉しい反面、9ヶ月前には知り合っていなかった会員のみなさんが、何度も会ってないにも関わらず、こんなに素敵で、既に完成されたコミュニティーとなり、私自身、長く関わることができないかもしれない「悔しさ」が湧いてきて、涙が止まりませんでした。
そして、互いを支えあえるコミュニティーを作ったら、一番支えられてるのは私だった、と感じました。
全ては人と人とのつながり。
引き続き、がんになっても孤独ではないことを感じてもらえるような、あたたかいコミュニティーを継続していきます。
そして、将来はがんサロンが必要ない世の中になってほしい。
だれもががんを正しく理解し、治癒できる病気となってほしい。
今年もみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございます。
来年も変わりなく、歩んでまいりますので、みなさまの応援をよろしくお願いいたします。
がんサロン~CancerおしゃべりCafe 水戸部ゆうこ
秋葉原社会保険労務士法人
電話番号:03-5822-7275
メール:info@aso-ex.jp
住所:〒101-0026 東京都千代田区神田佐久間河岸70 第二田中ビル52
営業時間:【営業時間 9:00~17:00】
定休日:【土・日・祝】